新しい年金額通知サービス「ねんきん定期便」の概要(06年12月号)

新しい年金額通知サービス「ねんきん定期便」の概要

◆新通知サービスで保険料納付率アップ?

老後に受け取る公的年金の見込み額や納付記録を、政府が加入者全員に通知する「ねんきん定期便」の概要が固まりました。このサービスは2008年4月から始まる予定ですが、年金支給開始年齢が60歳となるおおむね男性で54歳以上、女性で49歳以上の世代に限り、2007年末から通知が始まります。

50歳以上の人には最終的な年金見込み額を知らせ、見込み額の算定が難しい50歳未満の若い世代には目安がわかる早見表を同封して将来の年金額をイメージできるように工夫しているそうです。

いくらもらえるかがわかりにくいことが、年金への不信感や保険料の未納につながっているという現状を改善し、制度への信頼を取り戻すねらいがあります。

◆加入者に通知される内容は?

全加入者に毎年1回送付される「ねんきん定期便」には、1.これまでの加入期間、2.納めた保険料の額、3.それに基づく年金額が示されるようです。年金は実際には25年以上加入しないと受け取れませんが、25年未満の人にもそれまでに支払った保険料に見合う年金額が示されます。

これに加えて、50歳以上の人については、将来の収入の見通しを考慮したうえで、受給開始年齢に達した時点で受け取ることのできる年金の見込み額も明記されます。

50歳未満の人については、将来の年収の想定が難しいため、年収と納付期間を掛け合わせて年金額の目安がわかる早見表が同封されるようです。

◆その他、年金に関して現在行われているサービス

その他のサービスには、インターネットでの見込み額試算、ねんきんダイヤル(電話:0570−05−1165)、離婚時厚生年金分割に関する情報提供などがありますが、いずれも大まかな金額のみがわかるシステムとなっているため、正確な金額などを知りたい場合は、従来通り社会保険事務所の窓口で相談する必要があります。