今年度の「地域別最低賃金」引上げ額は?
 
◆地域別最低賃金の新基準は10月中に適用予定
 
中央最低賃金審議会(厚生労働大臣の諮問機関)の小委員会は、今年度における地域別の最低賃金の引上げ額を7〜15円と決定し、厚生労働大臣に答申を行いました。これにより、全国平均の最低賃金額が初めて700円を超える見通しとなったことが明らかになりました。
 
なお、地域別最低賃金額は、地方最低賃金審議会(公益代表・労働者代表・使用者代表の各同数の委員で構成される)での審議を経て、地方労働局長により決定されることになっており、今後、同審議会の議論を経て正式決定され、10月中に新基準が適用される予定です。
 
◆「地域別最低賃金」の定義と法改正
 
地域別最低賃金は、原則として産業や職種などにかかわりなく、すべての労働者とその使用者に対して適用される最低賃金で、都道府県ごとに決められています。
 
今年7月1日から施行された改正最低賃金法(平成19年12月5日公布)では、地域別最低賃金を決定する際には、労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう、生活保護に係る施策との整合性に配慮することとされました。また、地域別最低賃金を下回った場合の罰金の上限額は、従来の「2万円以下」から「50万円以下」に引き上げられています。
 
◆都道府県ごとの引上げ額は?
 
都道府県ごとの“最低”賃金額引き上げの目安は以下(円)の通りとなっていますが、各地で出始めた実際の答申では、Aランク地区は大幅引上げでの答申となるなど、他地区でも目安を超える引上げとなりそうな状況です。
 
Aランク(15円)…千葉・東京・神奈川・愛知・大阪
※実際の答申
・東京都739円→766円(引上げ額27円)
・大阪府731円→748円(引上げ額17円)
・愛知県714円→731円(引上げ額17円)
 
Bランク(11円)…栃木・埼玉・富山・長野・静岡・三重・滋賀・京都・兵庫・広島
Cランク(10円)…北海道・宮城・福島・茨城・群馬・新潟・石川・福井・山梨・岐阜・奈良・和歌山・岡山・山口・香川・福岡
Dランク(7円)…青森・岩手・秋田・山形・鳥取・島根・徳島・愛媛・高知・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄

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